京都の夏の楽しみ方の一つに川床で過ごすということがあります。
川床(かわどこ)、床(ゆか)、納涼床(のうりょうどこ)など、呼ばれ方はさまざま。
これを聞くと夏が始まるな〜とワクワクしてしまう方も多いのでは?
いったいどんなものなの!?
バッチリ定番をおさえられる楽しみ方、ご紹介しちゃいます!
目次
川床ってどこで何をするもの?
川床はどこでやっている?
京都では大きく分けて
・鴨川(かもがわ)
・貴船(きぶね)
の二ヶ所で夏の期間(開催は主に6〜8月)にひらかれます。
川床では何をする?
川床では、川に“おあがり”となる場所をつくって、お酒やお料理をいただきます。
“川のせせらぎを聞きながら、蒸し暑い夏の日を少しでも涼しく過ごす”
風情を大事にする京都らしい遊び方、楽しみ方なのです!
鴨川と貴船の「川床」で違うところ
・貴船(きぶね) →川上すぐ
川床の楽しみ方は?
鴨川の川床の楽しみ方
鴨川では、川の流れを少し離れて眺められる位置で食事を楽しみます。
先斗町(ぽんとちょう)の並びのお店など、一見どこから入ったらよいか迷ってしまうことも。
貴船の川床の楽しみ方
貴船では、川の水しぶきが時折かかりそうなくらいの近さで食事を楽しむことができます。
川の流れの音を間近に、なんともフォトジェニックで非日常な体験を味わえます。
川床の正しい読み方は・・・
実は、貴船(きぶね)と鴨川(かもがわ)での開かれる地域によって、呼び方がちがいます。
・鴨川→「かわゆか」
・貴船→「かわどこ」
といいます。
なぜ呼び方が違うかというと、成り立ちに違いがあるためです。
鴨川の「ゆか」は、川に高床(たかゆか)を設けることからそう呼ばれます。
貴船の「とこ」は、床の間(とこのま)からきています。京都の奥座敷といわれる由縁です。
鴨川では「ゆか」と呼んだりします。
納涼シーズンを楽しむなら予約は必須です。
もともと人気な納涼シーズンの川床。最近のインバウンド需要(海外からの観光客)も兼ね合いさらに大変な混雑が予想されます。
限られた日の内でしか京都を満喫できないなら、必ず予約してからお店に向かうのがベター!
せっかくならいい席で川床を楽しみたい
ここで気をつけたいのが席の指定です。「川のすぐそばがいい!」と思っても、やはり絶対とはいきません。指定もなかなかさせてはもらえません。
鴨川なら、時間を少し遅くして、一次会の終わりに合わせてみるといったコツが必要です。
あくまで目安ですが、平日のオープンすぐや団体さん帰宅後の隙間時間を狙って滑り込むのがポイントです。
川沿いのお店はいろいろありますし、時間調整のコツをつかみましょう!
ただし予約には天候運も必要です。
急な雨、強い風にバッティングしないよう祈るばかりです。
川床行くなら!気をつけたいことは?
暑さ対策
川床ハイシーズン、盆地の京都はムシムシ・ベタベタで不快度もマックス!
見た目と裏腹、川床です。
せめてうちわや扇子があるといいです。
お酒もまわって即ダウン、などもったいないことのないように!
虫対策
もう一つの注意は、虫です!
川の近くなのでコバエやら蚊、トンボ、ハチなどなどがいます!
ニガテ〜!!な方は、もれなく虫対策もチェック!
事前に虫除けスプレーなど対策していきたいですね!
※お料理にニオイがつかないよう注意です!
足のニオイ対策
そして、最後はこれです。ニオイ!
川床の多くはクツを脱いであがります。汗をかいたクツ・靴下が臭う!靴下に穴が空いてた!なんてことは避けたいですね。
せっかくの雰囲気をこわさないために、足の先まで気をつかいましょう♪
川床の楽しみ方-番外編-
川床は、6〜8月がメインの風物詩ですが、実は5月9月もひらかれています。
5月の川床は「皐月(さつき)の床」、6月からを「本床」、9月からは「後涼みの床」とよばれます。
5・9月には昼の営業があるので、優雅なランチが楽しめます。
最後に
納涼床に行く前に余裕のある方にはこちらのプラス知識をどうぞ!
オススメの行き方
・鴨川へは、近くまで行ってあとはのんびり歩いてお店を探してみる
・貴船へは、バスを乗り継ぐより地下鉄や電車、タクシーを使う
川床でのお食事を予約するには、こちらのサイトも参考になりそうですよ。
夏のすてきな思い出になりますように!