夏の京都は暑いですねー!
そんな暑い京都の夏に、ぐっと涼める行事があることをご存知でしたか?
それが足つけ神事とも呼ばれる「御手洗祭り(みたらしまつり)」です。
世界遺産でもある下鴨神社で、毎年土用の丑の日前後に開催されています。
目次
みたらし祭り(下鴨神社)とは
御手洗祭りと書きますが、おてあらいではありません。
みたらし祭りでは、下鴨神社境内にある御手洗池に入って1年の無病息災を祈願します。
また、「みたらし団子」はこのお祭りが発祥といわれています。
開催場所
下鴨神社
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
開催日程
7月の土用の丑の日をふくむ10日間。
開催時間は朝の9時〜夜の21時までです。
初日のみ、朝の5時半からとなっています。
入場料
ロウソク代として、300円が必要です。
入り口で係りの方が誘導していますので、靴を脱いでからお支払いしてくださいね。
みたらし祭りの楽しみ方
あらかじめ、濡れた足をふくタオルを持って行くのをお忘れなく!
靴も脱ぎ履きしやすいのがオススメです。
みたらし祭りの手順
1.入り口で袋をもらい、靴と靴下をしまう
2.受付で300円を支払い、ロウソクを受け取る
3.御手洗川内に設けてある祠から、火をもらう
4.御手洗社前にある祭壇にロウソクをお供えしてお祈り
5.靴を履く
6.ご神水を飲み干す(列に並んでもらえます)
※ご神水は内側からの清めのためでもあるので、しっかりいただいておきましょう!
みたらし祭りの服装
着物で行くのもいいのですが、人の多い時間帯によっては、水かさがさらに増してしまうため水深は深め。
ひざまで水がかかることもありますし、しっかり裾をたくし上げないと濡れてしまいます。
手荷物も、リュックなど両手の空くものがオススメ。
細身ジーンズやロングスカート、お子様の格好などにはお気をつけください。
オススメの時間帯
みたらし祭りは一週間以上開催されるお祭りですので、空いている曜日や時間帯を見つければ行きやすいです。
そんな中でもオススメ時間帯は日が沈んだころ!ロウソクの光がなんともフォトジェニックです。
ただし人は多めかも。写真を撮るのは少々難しいですね。平日の早い時間や終わり頃なら、人の入りも少し落ち着くようです。
その他のスポット
足つけ神事は下鴨神社でも大きな神事の一つ。
地元の方をはじめ多くの方が訪れます。自然にあふれた境内では他にも見るべきスポットが多数ありますよ。
厄除け石をゲット
「かんむし封じの神石」といって、御手洗川の石です。
かんむしとは、夜泣きやかんしゃく、ひきつけなど子どもの行動のことを言います。
毎年交換するものらしく、この行事中にのみ授与されます。お子様のお守りにいただいていくのもいいですね。
来れなかったあの人も
「足形祈祷木」という、足の形をしたお守りがあります。
この場に来れなかった人の名前を書いて、ご神水に浮かべてあげることで同じ効果がもたらされるというもの。
1枚200円です。名前を書くペンも用意してありますのでご心配なく。
屋台・出店もあるよ
わたあめ、ベビーカステラ、りんご飴、射的などの屋台が20店ぐらいでています。
屋台では珍しいですが、みたらし祭りならではのみたらし団子や、京都ならではのグリーンティなんていうのもあります。
行きと帰りで楽しめちゃいますね。
京都での足つけ神事
みたらし祭りとは別に、京都で足つけ神事が行われているのがこちら。
北野天満宮の足つけ神事です。
普段はめったに入れる場所ではありませんから、
この機会にぜひ、どちらも行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
足つけ神事・みたらし祭りはキンキンに冷えた川を歩いて涼をえられる、夏にぴったりの行事です。
無病息災を祈願し、さっぱりした気持ちになる素敵なイベントでもあります。